インタビュー

パソコンリサイクル

■9月度の販売実績がまとまりました。

 

9月は各社とも決算ということでたいへん頑張られて、全体として106.30%というたいへん大きな伸びになりました。遅ればせながら8月の終わりからきた猛暑が9月度の売上に貢献して、季節商品のエアコンが前年比で150.26%の伸びになりました。猛暑の効果はエアコンだけでなく、このところ買い控えられていた冷蔵庫も111.93%と戻ってきました。
デジタル関連は引き続き順調な動きを見せています。テレビは全体で108.22%、ビデオカメラも110.41%、さらにレコーダータイプが牽引しているDVDは164.81%と非常に大きく伸びました。
白物ではさきほどの冷蔵庫に加えて、洗濯機は洗乾一体型を中心に引き続き好調で113.10%という結果を出すことができました。携帯やデジタルカメラも順調に推移しています。
パソコンも堅調で、前年比103.27%でした。PCリサイクル直前の駆け込み需要を期待する向きもありましたが、実際にはほとんどありませんでした。ただ、これは逆にいうと大きな山がなかっただけ10月以降の反動も小さくなるということで、後半に期待できるということではないかと思っています。
9月度に入って、様々な商品が非常に元気良くなってきたように思います。

 

■PCの回復が大きいですね。
PCは長期間にわたって前年割れがつづいてきました。2年半近くも買い控えられてきたものが、ADSLの普及などからお客様はそろそろ新しいものに買い換えようという気持ちになってきています。その時に、高性能なものが安くなってきていることが、買い替えの大きな動機になっています。また、AV機能の強化やデジタルカメラなど様々なメディアとつないだ楽しみ方ができるようになってきていることも、購買に結びついているように思います。
PCの買い替えは控えられてきましたが、お客様にとってPCが不要になったわけではありません。そういう意味では、技術革新を背景にした新しい楽しみ方が提案されて商品が出てくれば、確実に動いていくことでしょう。

 

 

■11月4日に秋季ゼミ・懇親会の開催が予定されています。

 

定例の秋季セミナーを今年も開催させていただきます。今回は『e?Japan戦略と家電業界への期待』という演題で、経済産業省商務情報政策局情報通信機器課課長の福田秀敬様にご講演いただきます。ぜひ一人でも多くの方にお集まりいただきたいと思います。
また、年末商戦を間近に控えた時期でもありますので、ゼミの後に予定しています懇親会の席上も含めて、会員さん同士、また、メーカーさんも含めて、情報交換もしていただければと思っています。

 

 

■ゼミに先立って、メーカーの国内営業の責任者と懇談会も予定されていますね。
定例のメーカーさんとの情報交換会ですが、今回は各メーカーさん個別対応ではなくて、一同に集まっていただいてその中で意見交換をできればと思っています。
当然、家電リサイクル法の関連、PCリサイクル、それに、このへんでリサイクルにかかわるところの問題点がありますので、それについての情報交換をしていただくということと、やはり、ポイントなどの業界の秩序の安定化に向けての家電量販店からの要望といったこともしていきたいと思っています。

 

 

■家電量販店では11月から地上デジタル放送の開始にあわせたキャンペーンを予定されていますね。
いよいよ12月から地上デジタル放送が始まります。そこで、家電量販店では11月から来年1月までの3カ月間の期間で、『地上デジタルキャンペーン』を実施します。
ここにきて、ほぼ全メーカーから薄型テレビを中心に、地上デジタル放送のチューナーを内蔵したテレビが出揃ってきました。遅くても2006年には、地上デジタル放送のサービスエリアがかなりの地域をカバーすることになります。
年末商戦もふくめて、これからテレビを買われるお客様に対しては、東名阪の三大都市圏ではもちろん、年末商戦の時点では地上デジタル放送がまだ始まっていない地域でも地上デジタル放送用チューナーの内蔵機をまずご説明するということが必要です。

 

 

■特にテレビは長く使われる方が多いですから、これから購入されるお客様に対しては、地上デジタル対応をお薦めすることが結果的に親切だということですね。

 

今後、地上デジタル放送が大きな話題になっていくことは間違いありませんが、そこに薄型フラットテレビが重なり合ってきます。年末商戦ではフラットのデジタル地上波を、いかにみんなで底上げしていくかということがキーになります。
ただ、ここにきて液晶パネルが非常にタイトになってきていることが気になります。世界的な規模でパソコンが回復基調に入ってきたことや、薄型テレビが欧米でも売れ始めてきていることなどから液晶パネルの供給がタイトになって、すでに一部の商品ではお客様に少しお待ちいただくような状況も出ています。この流れは当分続くように思いますが、特に、年末については、少しタイトになるような気がします。
ただ逆の見方をすると、タイトであるがゆえに値段が大きく崩れないという一面もあります。ぜひとも地上デジタル放送を中心に、年末は思いっきりテレビを売っていきたいと思っています。

 

■地上デジタル放送が開始されてテレビの買換え需要が起きると、市場で大変好調なDVDレコーダーの動きにも影響が出てきそうですね。

 

DVDレコーダーも地上波デジタルと対応していくということですので、今の勢いがさらに年末に向けて加速していくことになると思います。それに加えて、ソニーのPSXが新たに出てきます。これをプラスアルファにできれば、年末商戦はDVDレコーダーにゲーム機を搭載したプラスアルファといった組立ができるようになっていくと、さらに相当大きなボリュームの市場になっていくと思います。

 

■地上デジタル放送では、5.1chのサラウンド音声の放送が予定されています。テレビを単体で販売するだけでなく今後はオーディオも含めたシステム売りをぜひ強力に進めていきたいですね。

 

そのとおりです。単に地上デジタル放送に対応したテレビを売ればいいということではありません。コンテンツも非常に充実してきて、安心して使っていただけるようになりました。これからは、ホームシアターも楽しめますよということを、積極的にアピールしていくことが必要です。テレビは非常に裾野が広い商品ですので、特にそういう売り方が重要です。
ホームシアタービジネスでは、システムインストーラーといった業態も徐々に育ってきていますが、今後、量販もこの部分への取り組みをしていかなければいけないと思います。

 

■PCリサイクルがいよいよスタートしましたが、これによって市場の動きに変化が出ましたか。

 

PCリサイクル法の施行によって、特に何かが起きたということはありません。PCの世界ではリユースの市場ができあがっています。
また、PCは比較的新しい商品であることから、買い替えサイクルの短い商品です。このため今の時点ではリサイクルに出さずにリユース市場に回る確率が高くなっています。リサイクルについては、もう少し先の問題になるように思います。

 

■搭乗機の接触事故の影響で帰国が一日延びましたが、無事第31回米国流通市場視察が終わりました。

 

参加された皆様方におかれては、ぜひ今後の業務の中で活かしていただきたいと思います。アメリカと日本のマーケットは必ずしも同じではありませんが、物ごとを考える上で参考になることが多いと思います。
特に若い方にとっては、非常にいい勉強になるように思います。米国流通市場視察は今後も続けていく予定です。ぜひ積極的に参加して活用を図っていただければと思います。

 

■年末商戦の見通しはいかがでしょうか。

 

株価が回復基調に入ってきています。また、大手企業の上期決算では、軒並み収益が回復基調に入ってきており、外部環境は底打ち感が出てきています。そういうマクロ経済の環境を背景に、家電業界には地上デジタル放送の開始という非常に大きな商材があります。
また、上期の冷夏という季節要因がなくなります。
冒頭お話しした9月の実績でも相当の商品で前年を上回る台数が売れ始めています。デジタルAV商品が好調です。白物家電では各メーカーが環境という切り口で、新しい技術をどんどん投入し、それが、非常にお客様から高く支持されています。そういう全体的な動きをベースにPCも回復基調に入ってきました。この流れは間違いなく年末まで続くと思います。非常に楽しみな年末商戦になるのではないでしょうか。

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